技術基盤|Supabase × Cloudflare

サービス名の羅列ではなく、データ・認証・配信・AI連携の責任をどう分けるかを説明します。変更しやすさと運用責任を両立するための、IIWAYO.TECHの代表的な構成です。

一言でいうと、役割を分けてつなぐ構成

一つのサービスに画面、DB、認証、配信、AIを閉じ込めず、それぞれの責任を分けます。どこで障害が起きたか、誰が管理するか、将来どこを交換できるかが明確になり、本番運用と継続改善を両立しやすくなります。

4つの役割

TanStack Start / React

画面・アプリ

利用者が触れる画面、業務フロー、サーバー処理を実装します。

Cloudflare

配信・防御

公開、独自ドメイン、CDN、WAF、キャッシュ、エッジ処理を担います。

Supabase

データ・認証

PostgreSQL、認証、Storage、RLSを一つのデータ基盤として管理します。

OpenAI / Anthropic / Gemini等

AI機能

用途ごとにAPIを選び、アプリ本体と疎結合にして変更しやすくします。

向いているケース、決め打ちしないケース

向いている

  • 公開ページと業務機能を同じプロダクトで運用する
  • 認証・権限・ファイル・監査が必要
  • 日本を含む複数地域へ安定して配信したい
  • AI APIや外部サービスを段階的に追加する

自動的には選ばない

  • 静的な小規模サイトでDBも認証も不要
  • 既存AWS基盤や社内標準を変える合理性がない
  • 特殊な規制、閉域網、専用インフラが必要
  • データ量や処理特性が別のDBに適している

本番設計で確認すること

  • RLSとAPI認可を含む、利用者・管理者・システムの権限分離
  • データ所在地、利用者所在地、法務・顧客説明を含むリージョン選定
  • バックアップ、復元テスト、監査ログ、アラート、障害対応
  • Workerの実行時間・サイズ、DB接続、Storage、AI APIの上限と費用
  • SSR・キャッシュ・画像・初期JavaScriptを含む実測性能

日本向けの配置判断は、日本向けリージョン設計の詳細資料に分けて整理しています。

IIWAYO.TECHの技術基盤支援

  • 要件と既存環境に基づく構成選定・責任分界設計
  • Supabaseのスキーマ、RLS、認証、Storage、移行設計
  • Cloudflare WorkersのSSR、配信、WAF、キャッシュ、監視設計
  • AI APIの選定、コスト管理、ログ、代替経路の設計

よくあるご質問

Q. SupabaseとCloudflareは必ずセットで使いますか?
A. 必須ではありません。Supabaseはデータ・認証、Cloudflareは配信・防御・エッジ処理が主な役割です。既存基盤、規制、処理特性、運用体制に応じて片方だけ使う、または別サービスを選ぶ場合もあります。
Q. Supabaseは本番運用に使えますか?
A. 業務システムやSaaSで利用できるケースは多くあります。ただし、RLS、バックアップ、接続数、Storage、チーム権限、障害時の復旧などを用途に合わせて設計・検証する必要があります。
Q. Cloudflare Workersの制約にはどう対応しますか?
A. プランごとのCPU時間、メモリ、バンドルサイズなどを確認し、重い処理をDB側・キュー・外部APIへ分けます。実装後はサイズと実行時間を計測し、キャッシュや非同期処理を用途に応じて使います。
Q. RLSの設計が難しいと聞きました
A. RLSはデータ漏えい防止に重要ですが、画面上の表示制御だけでは代替できません。利用者ロール、組織、所有者、管理者、service roleを分け、許可・拒否のテストを自動化します。
Q. VercelやAWSではなくCloudflareを選ぶ理由は何ですか?
A. DNS、CDN、WAF、キャッシュ、エッジ実行を一体で管理しやすい点が強みです。一方、既存AWS資産、組織の標準、必要なマネージドサービスによってはAWSやVercelが適するため、要件から選びます。
Q. AI APIのベンダーを後から変更できますか?
A. アプリの中核ロジックとAI API呼び出しを分け、入出力形式・エラー・ログを共通化しておけば変更しやすくなります。モデル固有機能を使う場合は、その依存と代替方法を明記します。

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