リージョン名と、実際のデータ配置は同じとは限らない
サービスの選択画面に「Asia Pacific」と表示されても、東京を含むどの拠点にデータが保存されるかはサービス仕様によります。契約前に、DB、バックアップ、ログ、ファイル、AI APIへ送るデータを分けて確認する必要があります。
先に答える3つの問い
01
何を保存するか
個人情報、業務データ、ファイル、ログ、バックアップの種類と機密性。
02
誰がどこから使うか
国内利用、海外拠点、連続入力、公開閲覧など、実際の利用場所と操作頻度。
03
何を説明するか
顧客、取引先、監査、社内規程へ示す保存場所・委託先・復旧方針。
配置を決める手順
- データフロー図を作り、保存先と外部送信先を一覧化する
- 各サービスの最新仕様・契約・バックアップ配置を確認する
- 主要利用地点から、実際の画面とAPIを計測する
- 速度、法務、費用、復旧、移行性を並べて候補を比較する
- 判断理由と再評価の条件を運用文書へ残す
東京リージョンを優先しやすい場合
- 利用者の大半が日本国内で、連続入力・検索が多い
- 国内配置を顧客や監査へ明確に説明する必要がある
- 既存システムや外部APIも日本リージョンにある
東京に決め打ちしない場合
- 利用者やデータ連携先が複数地域に分散している
- 夜間バッチ中心で、対話的な応答速度の優先度が低い
- 必要なサービス、費用、復旧要件を別リージョンが満たす
結論:ラベルではなく、配置・実測・説明責任で決める
リージョン選定は速度改善だけの話ではありません。データの所有、バックアップ、外部送信、障害復旧、将来移行まで含めて判断し、事業側が説明できる形にします。