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システム設計

LovableとClaude Codeをどう使い分けるか|全体最適のLovable、品質改善のClaude Code

2026年5月23日12分で読める
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LovableとClaude Codeをどう使い分けるか|全体最適のLovable、品質改善のClaude Code

著者: 伊藤翔太(株式会社IIWAYO.TECH 代表取締役) 公開日: 2026年5月


全体最適のLovable、品質改善のClaude Code

「LovableとClaude Codeは、どう使い分けているんですか?」

最近、この質問をよく受けます。

結論から言うと、LovableとClaude Codeは競合ではありません。どちらか一方を選ぶものでもありません。どちらも強力なAI開発ツールですが、実務で向いている作業の粒度が違います。

IIWAYO.TECHでは、Lovableを「システム全体を前に進めるAIシステムビルダー」として使い、Claude Codeを「対象コードの品質を高めるAIコード改善エンジン」として使っています。

一言で言えば、

Lovableは全体を動かす。 Claude Codeは細部を磨く。

この使い分けです。


Lovableは、MVP作成だけのツールではない

Lovableは、よく「MVP作成ツール」や「AIノーコードツール」として紹介されます。

もちろん、初期MVPを素早く作る用途には非常に強いです。しかし、IIWAYO.TECHではLovableをそれだけのツールとは考えていません。

Lovableの本当の強さは、システム全体を把握しながら、画面、機能、データ構造、コンポーネント構成をまとめて前に進められる点にあります。

実際に、Lovableでは以下のような改修まで十分に対応できます。

  • 新しい画面の追加
  • 管理画面の改善
  • フォームや導線の変更
  • コンポーネント分割
  • リファクタリング
  • データベースのマイグレーション
  • 認証まわりの調整
  • 決済機能の構築
  • LINEなど外部サービスとの連携
  • Supabaseと連動したバックエンド構築

つまり、Lovableは単なるフロントエンド編集ツールではありません。かなりの範囲で、実際に動く業務システムを構築・改善できるAIシステムビルダーです。

IIWAYO.TECHの関係会社でも、非エンジニアがLovableを使い、決済機能やLINE連携を含む実用的なシステムを構築した事例があります。


Claude Codeは、コード品質を詰めるのに強い

一方で、Claude Codeは、対象となるコードやコンポーネント、その周辺ファイルを深く読み込み、品質を高める用途に非常に向いています。

たとえば、以下のような作業ではClaude Codeが強いと感じています。

  • コンポーネント単位の実装改善
  • 型定義の整理
  • 責務分離
  • 不具合修正
  • 例外処理の改善
  • テスト追加
  • コードレビュー
  • パフォーマンス改善
  • 可読性の向上
  • 小〜中規模のリファクタリング

Claude Codeは、対象範囲を明確に切ったときに非常に強いです。

「このコンポーネントの責務を整理してほしい」 「この周辺の型を安全にしてほしい」 「この処理の例外処理を強化してほしい」 「このUI実装の品質を上げてほしい」

このように、読むべきコードと改善すべき目的が明確な場合、Claude Codeは非常に高い精度で作業してくれます。


どちらも全部できる。しかし、得意不得意がある

誤解してほしくないのは、Lovableでもコード品質改善はできますし、Claude Codeでも構造変更はできます。

どちらもかなり多くのことができます。

ただし、実務で使い込むと、それぞれに得意な作業の粒度があることが分かります。

Lovableは、システム全体を把握して、画面・機能・データ構造をまとめて動かすのが得意です。構造変更、DBマイグレーション、コンポーネント分割、全体的なリファクタリングにも強さがあります。

Claude Codeは、対象コードを深く読み込み、局所的な品質を高めるのが得意です。コンポーネント単位、関数単位、関連ファイル単位での改善に強さがあります。

そのため、IIWAYO.TECHでは次のように使い分けています。

作業内容主に使うツール
新規MVP作成Lovable
大きめの機能追加Lovable
画面追加・管理画面改善Lovable
DBマイグレーションLovable + CTO確認
コンポーネント分割Lovable
全体リファクタリングLovable + Claude Codeレビュー
コンポーネント単位の品質改善Claude Code
型・例外処理・テスト追加Claude Code
バグ修正Claude Code
コードレビューClaude Code / Codex / ChatGPT
Cloudflare / Supabase東京リージョン設計BANSOU CTO™
本番運用・権限・監査ログ設計BANSOU CTO™

コストの違いも重要

Lovableは非常に強力ですが、コストは安くありません。

クレジット消費型のため、1回の改修で数百円単位のコストがかかることがあります。複数プロジェクトで本格的に使うと、月額数万円〜数十万円規模になることもあります。

一方で、Claude Codeはプロジェクト単位で見るとコストパフォーマンスが非常に高いと感じています。1プロジェクトあたり月2〜3万円程度のコストで、AIエンジニアが1人かなりしっかり動いてくれる感覚に近いです。

そのため、IIWAYO.TECHでは、すべてをLovableで進めるのではなく、構造を大きく動かす場面ではLovable、品質を詰める場面ではClaude Code、という形でコストと成果のバランスを取っています。


Lovableだけでも、かなりのところまでできる

ここは誤解されやすいところです。

Lovableは「非エンジニアが少し触れるツール」ではありません。使い方次第では、非エンジニアでもかなり本格的な業務システムを作れます。

実際に、決済機能やLINE連携を含むシステムを、非エンジニアがLovable中心で構築した例もあります。

もちろん、本番運用ではCTO視点のレビューが必要です。特に、個人情報、決済、権限管理、監査ログ、バックアップ、データ移行、セキュリティが関わる場合は、Lovableで作れたからそのまま運用してよい、という話ではありません。

しかし、「非エンジニアはLovableで文言修正やUI改善しかできない」という見方は、すでに古いと感じています。


重要なのは、ツール選定ではなく境界設計

AI開発で重要なのは、「LovableとClaude Codeのどちらが優れているか」ではありません。

重要なのは、どの作業をどのツールに任せるかです。

  • どこまでをLovableで進めるのか
  • どこからClaude Codeで品質を詰めるのか
  • どこで人間のCTOが確認するのか
  • どのタイミングでCloudflareやSupabase東京リージョンに分離するのか
  • どの機能はLovable Cloudに残してよいのか
  • どのデータは独立Supabaseに移すべきなのか

この境界線を設計しないままAI開発を進めると、最初は速く見えても、後から保守・速度・権限・セキュリティで詰まります。

IIWAYO.TECHでは、この境界設計をBANSOU CTO™の重要な役割と考えています。


IIWAYO.TECHの基本方針

IIWAYO.TECHでは、次のような考え方でAI駆動開発を進めています。

Lovableで構造を進める。 Claude Codeで品質を詰める。 Cloudflareで高速化する。 Supabase東京リージョンで業務データを守る。 BANSOU CTO™で責任境界を設計する。

Lovableは、AI時代のシステム内製化において非常に重要なツールです。非エンジニアでも、事業責任者でも、現場担当者でも、システム改善に参加できる可能性を広げます。

Claude Codeは、AI時代の開発品質を高めるための強力なパートナーです。コードを読み、整理し、品質を引き上げる力があります。

どちらか一方ではなく、両方を使い分けることで、AI開発はより実用的になります。


BANSOU CTO™にご相談ください

LovableやClaude Codeを使えば、システム開発のスピードは大きく上がります。

しかし、業務システムとして本番運用するには、速度、DBリージョン、権限、監査ログ、バックアップ、セキュリティ、運用責任まで含めた設計が必要です。

IIWAYO.TECHのBANSOU CTO™では、Lovable / Claude Code / Cloudflare Workers / Supabase東京リージョンを組み合わせ、AIで作ったシステムを企業で使える形へ育てる支援を行っています。

「Lovableで作ったシステムを本番運用したい」 「Claude Codeも使っているが、どこまで任せてよいか不安」 「社内でAI開発を内製化したい」 「業務システムとして権限・監査・運用を整えたい」

このような場合は、ぜひご相談ください。

→ BANSOU CTO™に相談する: https://iiwayo.tech/bansou-cto → 無料相談する: https://iiwayo.tech/contact


AI駆動開発に参加したい方へ

IIWAYO.TECHでは、Lovable、Claude Code、Codex、ChatGPT、Geminiなどを活用しながら、AI時代のシステム開発を一緒に進めるメンバーも募集しています。

エンジニア経験者はもちろん、非エンジニアでも、問題発見・問題解決を自走できる方であれば活躍できる可能性があります。

AIで職を失うのではなく、AIを使って価値を生み出す側に回りたい方は、採用ページをご覧ください。

→ 採用情報を見る: https://iiwayo.tech/recruit → 募集ポジションを見る: https://iiwayo.tech/recruit#positions


よくある質問

LovableとClaude Codeはどちらが優れていますか?

どちらか一方が優れているというより、得意な作業の粒度が違います。Lovableはシステム全体を把握した構造変更・機能追加・DBマイグレーションに強く、Claude Codeは対象コードの品質改善・型整理・例外処理・テスト追加に強いと考えています。

Lovableだけで本格的なシステムは作れますか?

かなりの範囲まで作れます。実務上、決済機能やLINE連携を含むシステムをLovable中心で構築した例もあります。ただし、本番運用では権限管理、監査ログ、バックアップ、セキュリティ、データ移行などをCTO視点で確認する必要があります。

Claude Codeはどのような作業に向いていますか?

Claude Codeは、対象コンポーネントや関連ファイルを深く読み込み、コード品質を高める作業に向いています。型整理、例外処理、テスト追加、バグ修正、局所的なリファクタリング、コードレビューに強みがあります。

LovableとClaude Codeを両方使う理由は何ですか?

Lovableはシステムを前に進める力が強く、Claude Codeは細部の品質を詰める力が強いためです。IIWAYO.TECHでは、Lovableで構造を進め、Claude Codeで品質を詰める形で使い分けています。

AI開発ツールだけで本番運用できますか?

AI開発ツールで開発速度は大きく上がりますが、本番運用には速度、DBリージョン、認証、権限、監査ログ、バックアップ、セキュリティ、運用責任の設計が必要です。IIWAYO.TECHではBANSOU CTO™として、その境界設計と本番化を支援します。


まとめ

LovableとClaude Codeは、競合ではありません。

Lovableは、システム全体を前に進めるAIシステムビルダーです。 Claude Codeは、対象コードの品質を高めるAIコード改善エンジンです。

大切なのは、どちらを使うかではなく、どこで使い分けるかです。

Lovableで構造を進め、Claude Codeで品質を詰める。

これが、IIWAYO.TECHが実務で採用しているAI駆動開発の基本方針です。


この記事を書いた人

伊藤翔太|株式会社IIWAYO.TECH 代表取締役

「システム内製化」を支援するBANSOU CTO™(伴走CTO)サービスを提供。 月額固定ではなくレベニューシェア型で、クライアントと運命共同体として 事業成長にコミットする「運命共同体型テックパートナー」。

開発手法は独自の「Flow Coding」(claude.ai → Lovable → Claude Code)を採用し、 従来の受託開発では考えられないスピードとコストで内製化を実現。

→ BANSOU CTO™ について詳しく見る: https://iiwayo.tech/bansou-cto → Lovable × Claude Code活用支援: https://iiwayo.tech/lovable-claude-code → お問い合わせ: https://iiwayo.tech/contact