独学Access半年で基幹を自作—「仕組み化」の原点
私が“業務フローを仕組みに落とす”ことに執着する理由

—私が“業務フローを仕組みに落とす”ことに執着する理由
概要
私はいま「伴走CTO」として、中小企業の業務を“仕組み化”していく仕事をしています。
その原点は、社会人になって最初の会社で Accessを独学して、半年で基幹っぽい仕組みを自作した経験 にあります。
当時はエンジニアでもないし、コードも書けない。
でも「仕組み」を理解して、現場の流れをツールに落とすことはできた。
この記事では、私がAccessで“現場が回る仕組み”を作り切った体験から、
いまの思想(AIを見せない、現場動線、成果責任)にどう繋がっているのかをまとめます。
私がAccessをやれと言われた日
新卒で入った会社を3ヶ月で辞めて、リユース系の会社に転職しました。
最初は正直、「ヤフオクで中古品売ってるだけ…」って後悔もありました。
でも、転機がきます。
ある日、常務からこう言われました。
「お前、Accessやれ」
そこから私は、ほぼ缶詰め状態で、
本屋で本を買っては読み、買っては読みを繰り返して、
データベースって何?リレーションって何? から叩き込みました。
Accessでやったことは「プログラム」じゃなく「業務の翻訳」
今振り返ると、当時私がやっていたことは“コード”ではなくて、
業務フローの翻訳 です。
- 仕入れた商品をどう管理するか
- 受注が入ったら何が起きるか
- 入金確認はどうするか
- 発送はどう回すか
- ミスや漏れが起きるポイントはどこか
これを、Accessのテーブルと画面とクエリに落としました。
つまり私は、その時からずっとやってることは同じで、
現場の流れを、誰でも回せる仕組みに変える
ここだけなんです。
半年で作った“基幹システム”の中身(当時の私がやったこと)
半年で何を作ったかというと、ざっくり言えばこうです。
1) 販売管理
- 商品マスタ(仕入れ・在庫・価格)
- 販売履歴
- 利益の簡易集計
2) 受注管理
- ヤフオクのCSVを取り込み
- 注文情報の整形
- ステータス管理(受注→入金→発送)
3) 入金消し込み
- 銀行データを取り込み
- 注文と照合して“自動で消し込み”
4) 発送連携
- 配送会社向けのCSVを自動生成
- 発送データ取り込みでフラグ更新
今なら当たり前に聞こえるかもしれませんが、
当時はこれをExcelでやってる会社がほとんどでした。
私はその“地獄”を、Accessで壊しました。
私がこの経験で確信したこと
この時に確信したのは、これです。
1) 仕組みができると、人は勝手に強くなる
「覚えること」が減る。
「迷うこと」が減る。
「ミスの芽」が潰れる。
人を鍛える前に、仕組みを作った方が早い。
2) 仕組みは“現場動線”が全て
机上の要件定義書じゃなくて、
実際に現場がどう動くかで決まる。
だから私は今も、現場の動線に執着しています。
3) システムは“成果”に直結する
売上が上がる、利益が残る、ミスが減る。
仕組みは経営に直結します。
だから私は「工数」じゃなく「成果」に責任を持ちたい。
今の私の仕事は、当時のAccessの延長線上にある
私はいま、AIでシステムを作る側にいます。
でもやってることは変わりません。
- 業務を翻訳する
- 迷いを消す
- ミスを減らす
- 人に依存しない形にする
- 結果として利益を増やす
Accessで半年缶詰になって学んだのは、
“システム”ではなく 「仕組み化の筋トレ」 だったんだと思います。
まとめ:私にとって「仕組み化」は技術じゃなく“経営”
独学Access半年で基幹を自作した経験は、
私の中で「仕組み化=経営そのもの」という感覚を作りました。
AI時代になって、コードを書く手段は変わりました。
でも本質は変わりません。
現場の流れを、仕組みに変えた会社が勝つ。
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